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マレーシア不動産投資熱の実態とは

2017/08/10

 

街を歩けば、どこもかしこもコンドミニアムの工事、工事、工事・・・。
インドネシアやバングラデシュの外国人労働者たちが、休みなく働いている。
本当に土曜日も日曜日もなく工事しているのだ。猛烈なスコールが降ろうが、
稲妻が横切ろうが、朝8時頃から夜10時くらいまで稼働している。
この国には違法とか苦情とか、そういうものは存在しないようだ。

 

マレーシアでは大分前から住宅建設ラッシュが起こっている。
国内だけでなく、海外の投資家からも人気で、もちろん日本人投資家の間でも
マレーシアのコンドミニアムは人気だ。ただし、最近法律が変わり、
外国人は100万リンギット(約3千2百万円)以上の物件しか買えなくなった。
日本人からしたら、都市部で新築マンションを買うくらいの価格だろうか。
しかも東京だったら結構安いレベルのマンションを。
マレーシアでは1ミリオンといったらかなり高級な部類。
「超」高級ではないけれど、普通は買えないレベル。
しかし、そのような高額のコンドミニアムは山ほど売られている。

 

スーパーに行けば、健康食品や便利グッズの実演販売ブースの横で、
コンドミニアムが売っている。冗談ではなく、本当に。
フロアの一角にブースがあって、きらびやかなイメージ画が印刷された
パネルをバックに、コンドミニアムや間取りの模型が置いてあって、
係員がチラシを配っている。興味のある人が立ち止まり話し込んでいる。
どこの部屋が空いているか、各部屋の価格はいくらか、大きなボードが
置かれている。販売済の部屋には丸いシールが貼られている。
遠くから見ても、かなりの部分がシールで埋め尽くされていた。
そのような風景は日常のものだ。ちょっと日本では見られない。

 

こういったことに熱心なのは、ほぼ中華系マレーシア人。
中には一人でいくつも物件を持っている人もいる。
普段は賃貸に出して、物件の値上がりを待つ。
所有する物件を担保にローンを組んで、また新しい物件を買う。
そして物件が高くなったところで売る。その繰り返し。
物件の値上がりが続くいま、一つ目の物件が手に入れば、
二件目、三件目の物件もスムーズにいくようだ。

 

僕もコンドミニアムのショールームに行ったことがある。
客のほとんどが中華系だ。インド系、マレー系はたまに見かけるくらい。
実際、マレーシアの経済は中華系が握っているのが現実。

 

 

 

いま、物件の価格はどんどん上昇している。一方、普通の家も
買えない人はかなり多い。労働者人口の80%あまりが、
月収3千リンギット(約9万6千円)以下であるというニュースを
新聞で読んだ。一部のローンを組める人たちがガンガン買い、
値を釣り上げている感は否めない。そのため政府は外国人に対して
購入可能物件の下限金額を制限したり、一人4つまでしか物件を
所有できないようにした。

 

中国のニュースで見た、ゴーストタウンのようなコンドミニアム群を
将来マレーシアで見たくはない。実質的な成長を伴った、健全な
価格上昇を期待したいところだ。

 

 

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