国際結婚一般化が訪れている昨今、結婚件数が増えれば
離婚件数も増える。だが、国際結婚の離婚率ともなると、
高いのか低いのかは調べてみないと何とも言えない。
ただ、イメージで多そうに思えてしまうのだが・・・。
検索してみたら、ある大学の論文を発見した。
そこには、2007年時点での離婚率が記載されていた。
日本人夫婦の離婚率は34%程度だが、国際結婚した夫婦の
離婚率は、なんと45%であった。およそ2組に1組が
離婚するというのだ。なんとも高い数値に身震いが・・・。
そこで、厚生労働省の「人口動態調査」の結果を自分でも調べてみた。
実は国際結婚の割合は2006年をピークに年々減っている。
2006年には婚姻数全体の6.1%だったが、2013年には
3.3%まで減少している。これは1994年とほぼ同割合。
国際結婚が急激に減っていると言わざるを得ない。
しかし、そのデータ群からもっととんでもない結果を
導き出してしまったのである。
2013年の国際結婚夫婦の離婚率は、
なんと70%以上であるということだ。
これには身震いどころか、自分の計算が間違っていると確信した。
だが、エクセルに入力した数値や数式を何度見直しても、
結果は変わらなかった。
一方、日本人夫婦の離婚率は33%程度と、近年は減少の一途だ。
日本人は日本人同士の結婚に回帰し始め、しかも夫婦仲は
良くなってきている。国際結婚はその逆・・・。
実感のない結果に愕然とした。
しかし国際結婚の離婚率7割という驚きの結果は無視できない。
そこには文化や言語の違い、様々な要因があるだろう。
表向きはグローバル化、国際化を謳っている現代日本。
だがそれに反する動きがここまであったとは・・・。
この非常に興味深いデータは、きっとどこかのタイミングで
話題になってくると僕は思う。
その前に我が家もそうならないよう肝に銘じることとする。