フランス人とマレーシア人、どちらと結婚したいか?
と問われたら、男性でも女性でも、
ほとんどの人がフランス人に手を挙げるだろう。
それは別に悪いことでも何でもない。
日本人がヨーロッパに憧れと優れたイメージを
持つのは当然だ。
実際、文化も技術も歴史も、切り拓いてきたのは
ヨーロッパだ。多くの人から支持され、
アジアはいつも追いかけてばかりだ。
フランス人が美人・ハンサムだから、
高度な文化を有しているから、
人によって理由は異なる。
もしかしたら、ヨーロッパを自分より
上の存在として見て、逆にアジアを
下の存在としてみているのかもしれない。
倫理上良くないことかもしれないが、
個人の思想としては別に悪いことではない。
今度は逆の立場で考えてみる。
ヨーロッパ人から見たら、日本もマレーシアも
同じアジア。日本はマレーシアよりちょっと
進んでいるかもしれないが、同じアジア。
憧れのイメージを持つ人は少ないのでは。
国際結婚に憧れる人は、自分をより高い所へ
相手に導いてほしいのかもしれない。
だが、相手は自分をどう見ているのか。
それを考えなければ結婚の意味はない。
お互いがお互いを魅力的な存在として捉えてこそ、
良好な関係が長続きするのかもしれない。
と言っても、僕もまだ国際結婚して数年の
ヒヨっ子だが・・・。