国際結婚をした後で、度々大変と思われるのが帰省の際。
日本に住んでいた頃、妻の祖国であるマレーシアには年に1度程度
帰省していた。その場合、一番の悩みの種は航空券代だ。
だが国内でもちょっとマイナーな地方だと、航空券代も安くはない。
中国や台湾、韓国ならば、代金も時間も国内とあまり差がないかもしれない。
でも、マレーシアとなると、国内帰省と比べたら割高だし、
時間も6~7時間かかる。ドアtoドアだともっと時間がかかる。
今では有名なLCCであるエアアジアの国際線が日本への就航を
始めたのは2010年。僕たちはそれ以前から付き合っていたので、
帰省の際は普通の高い航空会社を使っていた。
また、妻の実家はマレー半島の南部のため、
首都クアラルンプールよりも隣国シンガポールから
越境したほうが近くて速い。
だから帰省の際はいつもシンガポール行きの飛行機に乗り、
シンガポールからバスや迎えの車で越境していた。
ANA、JAL、SQ(シンガポール航空)など、色々な航空会社に乗ったが、
総合的に良かったと感じたのはシンガポール航空だった。
ANAも子どもを連れて帰省した際には、乗務員に気遣ってもらい、
とても助かった記憶がある。ただし機体整備で大幅遅延となり、
日本についたころには電車もすべて終わっていたということもあったが・・・。
帰省で最も大変だったのは休暇の取得だ。
有給休暇と法定休日で合わせて4日~7日程度を毎回取得していたが、
正直移動時間だけで往復2日は潰れるので、4日の休暇など
ほぼトンボ返りの様相だった。妻の機嫌も悪くなるわけで・・・。
今では車で3時間程度と大幅に楽になったが、今度は日本に帰省する場合、
かつてと同じように大変な思い(今では子どももいるからもっと大変か)
をして帰るわけで、お互いの国が離れているうえでは結局同じことに
なるだけである。