国際結婚をするために「婚活」に精を出している人がいるようだ。
外国人専門の結婚相談所に登録する、外国人の多い六本木や新宿に繰り出す、
夜な夜な外国人スナックへ突撃する・・・
性別や年齢でも、実に様々な方法が存在する。
日本人が日本人と出逢う以上に難しいのは当たり前だけど、
出逢ったとしても成功するのが難しいのが国際結婚。
上手く結婚までたどり着いたものの、
その後うまく結婚生活が続くかというと、国際結婚の離婚率はかなり高い。
厳しいことを言うようだが、これが現実。
では、成功する国際結婚の秘訣とは何だろうか。
長続きする結婚生活には、日本人も外国人も関係ない「基礎」の部分がある。
それは、性格の一致であるとか、経済状況であるとか。
考え方や性格について、多少の違いはよくある話だが、
あまりにも違うのでは、たとえ日本人同士であっても、
お互いストレスが積み重なり、ケンカや言い争いが絶えないだろう。
それは外国人も一緒。
大きく差が出やすいのは文化面(食文化、宗教など)だと僕は思う。
例えば宗教。一般的な日本人には「神を信じる」という概念が希薄だ。
「神を信じるか?」と聞かれただけで、胡散臭いものを感じる人は多いだろう。
だが、外国人は逆に神を信じていない人の方が少ないと思えるくらいだ。
皆それぞれ信じる神は違うけれど、キリストやアラーを本気で信じているのだ。
不勉強な一部の日本人は、それらを受け入れる素地がないため、
彼らをバカにしたり、理解しようとしない。
その考えこそ、世界的に見たら少数派であるということを知るべきだろう。
多くの外国人と出逢うチャンスを探すことだけが「婚活」ではなく、それ以前に
自分の考え方や人との接し方を見つめなおすことがスタートではないだろうか。
だが、外国人と接することで自分の考え方は変化させられると思う。
また、不特定多数の外国人を自分から見つけようとしなくても、
ある少数の外国人と付き合うだけで、広がりは自然と生まれていくはず。
初めに知り合った外国人の友人関係から、多くの広がりがもたらされる。
日本に住んでいる外国人には、必ず外国人同士のコミュニティがある。
そこに入り込むことが出来れば、知り合いの輪は無限に広がる。