サラリーマンの平均年収はいくらかご存知でしょうか?
国税庁の調査によると、平成29年分の平均年収は、男性532万円(平均45.9歳)、女性287万円(平均46.2歳)と発表されています。
下降していると思いきや、実は5年前から年々伸びているんです。
ですが、こちらは正社員と非正規(契約社員、パート等)を合算した年収で、正社員と非正規を分けると、驚きの金額が算出されています。
正社員は男性548万円に対し非正規229万円、正社員女性377万円に対し非正規151万円です。
なんと男女どちらも2倍以上の格差が生じています!
もちろん、正社員と非正規では仕事の内容や業務範囲が大きく異なる場合も多いです。
就業時間も異なっているかもしれません。
しかし、いま正社員・非正規社員に関わらず、「副業」で稼ぐ人が現れています。
給料の少なさを副業でカバーしたり、やりがいを求めて自分のスキルの活用や、趣味の延長線上として取り組む方もいるようです。
会社によっては副業OKなところもある一方、昔から今まで副業NGな会社がほとんどかと思います。
では、副業NGの会社にいる場合でも、「会社にばれない副業」はあるのでしょうか?
そもそも、なぜばれてしまうのでしょう?
サラリーマンの副業のいろいろな面での考察・調査をしてみました!
どうして副業が会社にばれるのか?
はっきりと会社にバレてしまうのは、「住民税」の取り扱いです。
会社などから「給与」をもらっている人が、20万円を超える「所得」(収入ー経費)を得た場合、税務署に確定申告しなければなりません。
対象者は確定申告をしないと違法となってしまうので、まずそこは注意が必要です。
そして、その確定申告時に住民税の納付方法を書類で指定しますが、その書類上に「普通徴収」と「特別徴収」があります。
普通徴収とは、通常通り住民税を役所や銀行、コンビニで支払うやり方です。
一方、特別徴収とはいわゆる「天引き」のことで、給料から住民税を差し引いたものが実際に手元に渡ります。
サラリーマンの住民税も、この「特別徴収」です。
コレ、確定申告時に「特別徴収」(天引き)を選択して手続きすると、会社に副業の存在がバレます。
何故なら、会社が税務署に申告した住民税は、副業分が含まれていないので、申告を受けた税務署が「あれ?●●さんはもっと稼いでいますから住民税額が違いますよ」と会社に通告します。
税務署は意外と細かく個人の収入を把握している恐れがあり、運悪く指摘が入ると、あなたの副業が会社にバレてしまいます。
サラリーマンは税務署からも補足されて大変ですよね…(泣)
ですので、この場合は確定申告時に住民税支払い方法を「普通徴収」にすれば、ばれることはありません。
また、2か所以上から給与を受け取っている場合も、税務署の指摘から副業・ダブルワークがバレる可能性があります。
しかし、この徴収方式以外にも、副業がばれる懸念があるのです。
副業していることを人に話していないか?
自分のことを他人に話したい人、いますよね。
それが他の人がやっていないこと、つまり自分だけ副業で稼いでいるとしたら、お酒の席などでつい自慢したくなってしまいます。
しかしそれが命取りになる場合があります。
人につい漏らしてしまったことは、口コミでどんどん広がっていってしまいます。
それが会社の総務部門の耳に入ってしまうと、面倒な事態が待っているかもしれません。
「●●さん、副業をやっていると聞いたんですが、本当ですか?」
と聞かれてしまったら、必死に否定しても、その後も疑いの目で見られることは間違いないでしょう。
サラリーマンともなれば、人事考課は昇進・給料面でも大きな問題ですので、サラリーマン人生のキャリアステップに影響を及ぼすこともあります。
副業がバレたら最悪会社をクビになる!?
どんな会社でも「就業規則」という決まりが存在し、そこに副業を禁止する旨の文言が明記してあったら、もうアウトです。
「就業規則違反」という名のもとに、処分はおろか解雇をちらつかせる企業もあるでしょう。
しかし実際は、解雇を無効とする裁判判例がいくつも出ており、解雇までに至る可能性は低いです。
しかし本業の勤務中に副業をやっていたり、本業の給与に迫る、またはそれ以上の金額を副業で稼いでいるとなれば、悪質とみなされて解雇は有効となる可能性もゼロではありません。
サラリーマンとして解雇になる・ならない、どちらにせよ、副業が会社にバレたら影響は大きいということです。
どうせやるなら、できるだけバレない副業をした方が良いですよね。
在宅でできる副業が最も良い
副業として店舗で働いていたりすると、偶然にも会社の人と出会ってしまったりします。
万が一出会ってしまったら、会社内に副業をしていることが一気にバレてしまいます。
そのリスクを考えると、顔を合わせずに家で出来る副業が最適です。
在宅で可能な副業も昨今は増え、特にインターネットとパソコンを用いて行う副業が増えました。
私が実践している副業も、在宅でパソコンを用いたビジネスです。
気を付けて実践すれば会社の人にばれることはなく、またリラックスできる環境で稼ぐことが可能です。
副業元年とも呼ばれた年があるほど盛り上がりを見せた話題でもありますが、副業に取り組む際は、引き締めるところは引き締めて実施するべきと思われます。