マレーシアの不動産バブルは既に終わったと言われている。
急激とも言える価格上昇が既にピークに達し、政府も外国人の
不動産投資に制限をかけた。
マレーシアの不動産は着工する前から売り始め、竣工まで2、3年かかる。
竣工のタイミングで売却すると売却益に対し高率の税金がかかる。
だから高率が解除される5年が最低の保有期間とも言われる。
だがそれを待たずして売却する人も多数いる。
その理由は、いつ下がるかわからないから。
だが、長期的に考えてみる。
高速鉄道などインフラも整う。国内産業も成熟する。
そして何より、人口が増える。円と比べ通貨高となる可能性が高い。
マレーシアは今後、量的・質的に確実に成長する。
日本とは対照的に。
短期に利益を得ようとする外国人投資家にとっては、
分の悪い国だと思う。もともとマレーシアは東南アジアでは
シンガポールに次ぐ成熟国家で、インテルのCPU工場など
高度な産業が以前より展開していた。
ボロボロの木造家屋で半裸で暮らしていたわけではない。
「マレーシアの緩やかな成長と共に生きる」
その気持ちでマレーシアへの各種投資をしてもらいたいと思うのが、
マレーシアに暮らす者として思うこと。
僕も外国人として、マレーシアのレストランやスーパーに
大分お金を落としていると思うのだけど(笑)