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国際結婚

マレーシアで中華系の結婚式をやるとこうなった…!

 

唐突ですが私は結婚式を2回やりました。

いきなり誤解されても困るので先に言って
おくと、私はバツイチではないです。

日本とマレーシア、それぞれ1回ずつ
結婚式をしたという意味です。

 

日本での結婚式は普通のこじんまりとした
結婚式で、特段面白いことは何もないので
ここでは書きません。

せっかくなら海外での結婚式、つまり
マレーシアでやった結婚式について
書こうと思います。

 

まず、マレーシアの結婚式は民族によって
やり方が異なります。

マレー系はイスラム式で、衣装がすごく
キレイというのが印象にあります。


出典:hiveminer
↑こんな感じです

マレー系の結婚式には参加したことがない
ので詳しくはわかりませんが、
自宅でやっているのをたまに見掛けます。

自宅前道路を封鎖してテーブルを
並べて、道路上で会食していました。

私の妻は中華系マレーシア人なので、
結婚式も中華式がベースだと思います。

 

まず結婚式を挙げる前に「芸術写真」と
呼ばれる、世にも恥ずかしい写真を
撮らなければならないのですが、それは
下記記事で写真付きで解説しています。

 

マレーシア人女性と国際結婚した日本人男が語る本音とは?
結婚への第一関門「芸術写真」を知っている?写真集の値段や撮影価格は?

 

いよいよ結婚式当日。
まだ空も暗い早朝。

新郎が新婦の家へ花嫁を迎えに行くという
習わしなので、私は近くのホテルに
泊まっていました。

そこから、リボンをつけた車に乗り込み、
花嫁宅へ向かいます。

大体みんな、ベンツやBMWといった
高級車をレンタルしてリボンをつけて
装飾するのですが、私の時は庶民の
カローラでした。

国際免許証で運転し、妻の友人と共に
2~3台で徒党を組んで花嫁宅へ。

クラクションを鳴らしまくりながら
走るのも風習(?)です。

 

車から降りて花嫁宅へさあ入ろうと
すると、花嫁の友人が通せんぼをして
きます。

なんと、出された課題をクリアしなければ
家へ入れてくれないのです。
この課題が意外とキツい。

何故なら、花嫁側の友人にとって、
このイベントは最も楽しくて
エキサイティングなものだからです。


↑義妹の課題をクリアできないと扉を開けてくれない…

 

課題というのは例えばこんなのです。

・愛の歌をここで歌ってください

・この1Lジョッキの水を10秒で
 飲み干してください

・花嫁の好きなあなた(私)の特長を
 言ってください

・私たちにあなたの経済力を見せて
 ください(お小遣いをください)

 

…子供じみたやりとりと言えなくもない
けど、課題を出す側からしてみれば、
とても楽しいのでしょう。

水を吹き出しそうになり、また冷や汗を
かきながら何とか課題をクリアして
家の中に入り、ようやく花嫁のもとへ
向かいます。

すると、最後にも課題が。

・花嫁の靴を探し出して履かせて
 ください

 

もはやドラクエの世界です。

洋服ダンスの上に隠された靴をやっとの
ことで見つけ、花嫁に履かせます。
これでやっと、花嫁は私のもとに
来たのです。

…ホントに疲れました(笑)

 

ここからは一転、少し締まった空気に
なります。

下の階に降りると、両親・祖父母、
叔父叔母が待っており、それぞれに
甘いお茶を注いで捧げます。

挨拶と誓いのようなものらしいです。

 

その後、みんなで神棚(財神というお金の
神様を祭る)に線香を捧げお祈りをし、
一通りの儀式が終わりました。

あとはケータリングで届けられたご飯を
みんなで食べ、午前の部が終了となります。

日本で言えば神前式を神社で執り行った
ようなものでしょうか。

 

 

次は午後の部。いわゆる「披露宴」です。
これはホテルの式場で行いましたが、
…これについては、一言で言い表せます。

 

ずばり「カラオケ大会」です。

 

招待客は200人くらいと、
とても多いです。
これには両親の職場の上司や、
近所の人なども含まれます。

披露宴は昼から始める人もいれば、
夜の人もいますが、私の場合は
夜6時からスタートです。

しかしここは時間にルーズなマレーシア。
6時からようやく人が入り始めました。

服装も皆ラフで、日本のようにバッチリ
スーツの人なんて全然おらず、襟付きの
シャツが多く、たまにTシャツ・サンダル
の人もいます。

結局、式は7時半から始まりました。

 

中華系マレーシア人の披露宴は、
両親が知人や会社の人に、子どもの結婚を
お披露目するという意味合いがあるとか。

そのため、ご祝儀のようなものも
金額が少なめです。

日本だと3万円が平均でしょうが、
マレーシアではそんな高額はあり得なく、
大体10~50リンギット(約280~1,400円)
くらいです。

100リンギット(約2,800円)も入って
いると、オッと驚いてしまうレベルです。

裕福な家の場合は、実際もっとすごいの
でしょうが、片田舎の庶民では実際この
くらいです。

これは、祝意という意味で渡すもので、
縁起のいい8などの数字を渡すのが
良いとされています。

 

 

さて、新郎新婦入場と同時に料理が
各テーブルに置かれ始め、みんな食べ
始めます。

少し経ってから、司会の人が将来の幸せ
とか決まり文句を喋り、乾杯の挨拶が
あります。

そして、その後は「カラオケ大会」と
なってしまうのです。
どういうことでしょうか…?

 

カラオケボックスはマレーシアにも多数
あり、老若男女人気を博しています。

披露宴では大体カラオケ好きな人が
好きな曲を歌うのですが、歌う人なんて
正直限られています。

同じおばさんが3曲連続で歌い、他の人が
1曲歌ったと思ったら、また同じおばさん
が出て来て、今度は5曲連続で歌います。

しかも失恋ソングなんかを。

もう配慮とか空気とか関係ない、
何でもありです。

 

 

この間、新郎新婦は各テーブルを回り、
来場客に酒を注いでテーブルごとに
乾杯をします。

テーブルも20~25個もあるから、
回るだけでも大変です。

実は、これに時間がかかるため、
実質カラオケ大会となるのです。

いつからカラオケ文化になったのかは
わかりませんが、お金がある人は
ピアニストとかグループを呼んで演奏して
もらったり、エンターテイナーを呼ぶ人も
いるみたいです。

私の場合は、妻の友人がギター片手に
歌ってくれ、場を盛り上げてくれました。

 

テーブルを回り終わると新郎新婦は
衣装替えで一時退席します。
その後再び入場してもう一回乾杯して、
また歓談となります。

あとはみんな適当に帰ります。
一応「締め」もありますが、簡単な挨拶
程度です。

出口で新郎新婦が来場客を見送り、
本当に終了となります。

全部で2~3時間程度かかったと思います。

 

 

早朝から夜までなかなかのハードワーク
でした。

こんな結婚式はもう体験しないだろうと
思っていたら、この後も妻の友人の結婚式
に参加するなどして、客として幾度も体験
することになったのは、また別の話…。

 

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