D.L.C デュアルライフクリエイター

好きな街で暮らすーネットビジネスで日本と海外のデュアルライフを!

ライフスタイル

日本式年金が迎える悲惨な結末??

2017/08/10

 

あの大騒ぎはいったい何だったのだろうか。
いわゆる「消えた年金」問題である。
データの欠落や処理の不備により、多くの人が
もらえるはずの年金を失っていた問題だ。
社会保険庁の管理の甘さが芋づる式に露呈し、
ついには社会保険庁は解体され、業務は年金機構や
厚生労働省などに分担された。
これに端を発して、今度は年金財源問題にまで
話が及んだ。いまはこれに議論が集中している。

 

そもそも年金制度は日本だけではない。
もちろん他国にもある。
また、年金には大きく分けて2つの方式がある。
「積立方式」「賦課方式」だ。

 

「積立方式」とは、自分で毎月積み立てていって、
さらに運用益がプラスされて老後に支払われる方式。
つまり、自分の分は自分で払い、多少の運用益は
あるものの、それ以上多くはもらえないというもの。
日本では「確定拠出型年金」として存在する。

 

「賦課方式」とは、現在の日本の年金制度。
現役世代が払った年金は、そのまま受給者に
払われるというもの。物価スライドを反映するので、
インフレに強いと言われている。

 

 

 

ここで、マレーシアやシンガポールの
年金制度を紹介しようと思う。
マレーシアでは「EPF」、
シンガポールでは「CPF」と呼ばれる年金制度は、
方式で言えば「積立方式」である。
自分と企業で半分づつくらい積み立てる。
日本の厚生年金のような感じである。

 

さらに、運用益もプラスされる。
マレーシアのEPFだと、現在年率6~7%ほど。
マレーシアの銀行定期預金よりも大幅に高率だ。
しかも複利。15年も積み立てていれば、
元本の2倍近くには膨らんでいることだろう。

 

このEPFには、面白い点がある。
まず、積み立てたお金のうち、30%までなら
(用途は限られるが)下ろせるという点。
日本のように、65歳まで待たなくてもよい。
逆にいえば、早くにお金を下ろしてしまって、
老後に困る可能性もあるということ。
しかし、子どもの大学進学費用に充てたりする
人も多いようで、見方を変えれば、子どもに
投資して稼いでもらい、将来自分に運用益を
もらたしてくれるという期待も。

 

そしてもう一つ。担保として使えるという点。
例えば、マイホームを購入しようとローンを組む。
日本であれば、源泉徴収票や納税証明書で
収入証明をするのが一般的。
マレーシアでは、EPFで審査をしてもらえる。
転職を何回していようが、EPFにしっかりと
お金が積み立てられていれば、審査は通る。
この場合、EPFから返済するのが前提だ。

 

EPFというものはまさに資産、投資商品の
ようである。マレーシア企業で働く外国人でも
加入でき、帰国時には全額受け取ることが出来る。
日本の年金も同様に受け取れるけど、所得税
20%が引かれた形で戻ってくる。所得税の
還付も可能だが、書類を揃えて税務署へ出向く
必要があり、非常に面倒。
なんともやり方が汚い。

 

 

 

現在日本で問題になっているのは、将来果たして
年金制度が維持できるのかということ。
もっと具体的に言えば、払った分だけきちんと
受給できるのかという点。

 

特に僕のような若年~中年層。
ニュースでは、人口動態が現状のままなら、
まず回収できないと言われている。
逆に、現在年金を受給していたり、もう少しで
受給開始となるような、団塊世代とその周辺は、
払った金額より受給金額の方が多いとされている。
もちろん、物価スライドの影響もある。
年金は、受給時の物価を反映した金額で
支給されるからだ。
僕はこのような現象を「逃げ切り」と呼んでいる。
言い方が悪くて、その世代の方には失礼だけど。

 

 

 

「途上国」と言われているマレーシアでさえ、
大幅な運用失敗が起こらない限り、
自分で積み立てた元本は最低限受け取れる。
これには年金加入者も容易に納得するだろう。

 

一方、増えない年金支払者に対し受給者は
増え続ける日本。税金を投入し現状を保っては
いるものの、これがいつまで続くのかはわからない。
日本の税収は打ち出の小づちではないので。

 

両政府がアピールする「安心」と「保障」。
どちらとも信頼に足るかどうかは、
自分で判断するしかない。

 

ただ、いくらあなたが国(政府)を
誇りに思い、ラブコールを送ったとしても、
国もあなたを愛してくれるとは限らない。

 

-ライフスタイル

error: Content is protected !!